2010年06月02日

囃しますドットコムとは?

《囃しますドットコムとは?》
代表が主催する、代表がお囃子をする為のプロジェクトの名称です。

《「お囃し」とは?》
 「囃子」とは「にぎやかに囃し立てる」を本意とする、主として打楽器により奏する音楽の事を表します。また、俗に「おはやし」とも呼ばれ、演奏する人の事もさします。歌舞伎、能、狂言、寄席、落語、神楽、お祭りなどに付随する音楽は、全部「お囃子」と呼ばれ、そのジャンルと意味は多岐にわたります。
 私が勉強してきた「お囃子」は劇場系の囃子になりますが、言葉の本意である「にぎやかに囃子立てる」という意味にしっくりきており、また気に入っているので「お囃子」という言葉を使っています。
 何故かというと、私が「囃しますドットコム」でフォーカスを当てている「お囃子」の役割の側面は、装飾で脇役であるからです。時には踊りだったり、お芝居だったり、お話だったりと、何か対象となる物があり、それを「囃す」事で初めて「お囃子」の存在が成り立ちます。打楽器であるのにも関わらず、ビートを刻む役割が少ないところが日本のお囃子の面白いところだと思っています。ビートを刻まないというと語弊がある言い方ですが、テンポをキープする役目が少ないという事です。バンド音楽ですと、ドラムがあって、ベースがあって、コードがあって、その上に旋律がのるのが通常の作り方だと思いますが、囃子がつく劇場系の日本伝統音楽は、旋律があって唄があって、最後にお囃子がつきます。例えば、バンド音楽でいうテンポを刻むドラムとベースの役割は三味線が担います。(私はそう解釈しております。肝心要の部分で太鼓がテンポを作る事もあるのですが、この時の役割は、三味線へテンポを橋渡しする事だと思います)つまり「お囃子」とは、本当に音楽に色を付けたり賑やかにしたり、ふくよかにする為の装飾という位置づけが濃いのです。
 主となる物を、より美しく見せたり、効果的に見せたり、間をつなげたり、空間を埋めたり、表現を大きくしたりするのがお囃子の役目だと思います。

《囃しますドットコムの「囃します」とは?》

 そんな訳で、囃しますドットコムは「何かを囃したい!」と発足したプロジェクトです。何故プロジェクトが必要かというと、囃す対象が存在しないと成り立ちづらいのです。ですから、囃す対象物に巡り合う為に、私はこういう事をしたい、しています、出来ます、という事を分かってもらう為に、発足しました。
 お囃子は、人を励ましたり、勇気づけたり、背中を押したり、元気付けたり、テンションを上げたりもします。時には叱咤激励したり、牽制したり、煽ったり、怒ったり、チャチャ入れたり、からかったり、揚げ足とったりもします。要は、愛を持って、主となる物を、暖かく包みこみ、見守る事がお囃子の役目だと考えます。またお囃子は、自然界の現象を含め、宇宙の中のあらゆる物を音で表現します。
 私が今まで囃した事があるものは、踊り、演劇、お話が主です。今後ともどんなジャンルの踊りでもお芝居でもお話でも囃してみたいと思っておりますし、それ以外に囃せるものがあれば、何でも囃してみたいと思っております。具体的には思いついておりませんが、こういうのも囃せるんだ!という出会いがあったら楽しいだろうな、と思っております。
 そして囃す対象は人でなくてもいいかもしれません。何か思いつきましたら徐々に囃していこうと思っています。

《香衣が囃す音楽とは?》

 私が演奏する音楽は主に歌舞伎の黒御簾の中で演奏される音楽と同じものです。黒御簾とは舞台下手にある黒い板で囲まれた小さな部屋で、オペラでいうとオーケストラピットの様なものです。御簾の中には数たくさんの楽器があり、それらを用い、演奏します。作品が新作だったりする時には、その作品に合わせて音楽を構成します。その場でしんを切っている奏者の意思によりますが、要望があったり、その作品をより良い物にする為に、音の出る楽器で演奏できるものなら、どんな楽器でも用います。また、御簾の中では長唄の三味線と唄も演奏されます。
 歌舞伎囃子にはたくさんの決まったリズムパターンがあります。それらはそれぞれ意味や背景が決まっていたりします。それらを素材とし、使う場所や寸法を決めて囃子の手を作っていく事を作調といいます。この作調という作曲方法は私にとっては大変有り難く、私が今まで培った音楽を全部使う事が出来ます。
 ですので私が演奏する事のできる楽器は、和楽器洋楽器問わず全部、引き出しのストックとしてあり、出番があれば使う事にしております。音楽の内容に関しても、和洋問わず、私が知っている音楽で、その場にそぐう物は素材として演奏します。知らない物だったり、注文があったが分からない場合は、耳コピしたり、本や音源で調べたり、先輩方に電話したりストーカーしたりして教えを請うたりしております。


posted by 香衣 at 05:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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